森本種苗園芸|山科区東野
山科区東野にある『森本種苗園芸』様にお邪魔しました!
森本様は、昭和45年に開業され、創業53年目の種苗専門店です。
現在は気さくなお母様とお話上手で手先が器用な息子様で経営されております。
種屋さん自体が京都市内でも十数件しかなく、山科区では森本種苗様が唯一の種屋さんだそうです。
生花(切り花)は以前やっておられたのですが、現在は種苗をメインでされており、他にも園芸用品や鉢花、仏花・墓花などを販売されております。
また、シャボンフラワーという石鹸でできた造花があり、特に学生さんから人気があるらしく、卒業・入学などお祝い事の際によく来られます。子供たちがメインなので低価格で量を多めに作っているそうです。※時期によって需要が上がると品の値段も上がる可能性があります
お客様の中でもとくに農家さんが種を買いに来られることが多く、農家さんからのご紹介でご来店されるお客様もおられます。
仕入れは、早朝から市場での競りに行き、品物を見て値段を予想します。
今はネットでも競りがあり、写真はあるものの実物を見れない為、雰囲気がわからず予想が難しいそうです。そのため、産地や業者名を見ながら判断したり品質を見極めながら購入を決められます。
繁忙期は4~5月で1~2月はオフシーズンです。
店頭販売がほとんどですが、山科区のみ配達もされています。
春巻き種と秋巻き種があり、2月頃から春のじゃがいもが始まり、お彼岸・春種・夏野菜苗・さつまいも・秋種・お盆・干し苗・秋じゃが・玉ねぎ苗・年末はお花と続き、基本的に1年を通してお忙しくされている印象です。
天気商売なので天候が大事と仰っていました。
種から上手に育てるポイント
・種屋さんで高ランクの種を選ぶ
・寒すぎたり凍傷になって枯れてしまうこともある為、ナイロンを被せる
・野菜の品目や品種によって適温があるので温度管理が大切
種は、ホームセンターでも置いていますが、種屋さんとホームセンターでは品質が違います。
種やさんは一級品のものを使用しているため良質で、高ランクのものほど、交配種(純度)や発芽率が高いそうです。
胡蝶蘭などの生花は、寒さにあたると一晩で枯れてしまい、菊は暖かいと花が咲いてしまうので気を付けています。逆に切り花は、寒いところの方がいいので室内に置く場合は暖房をつけないなど工夫されています。
お母様手作りの仏花は、12種類もの花を束ね、ボリューム感もあり低価格なので人気があります。
他にも年末には締め飾り、お正月には門松をコンパネの箱から手作りされるなど、季節の行事に応じて準備されています。
サービス精神旺盛な森本種苗園芸様は、「良質で価値のあるものを売りたい。また、地元に貢献しお客様に喜んでもらえたらいい」とお話ししてくださいました。
皆様もぜひ森本種苗園芸様へ行ってみてはいかがでしょうか。
詳細
店名:森本種苗園芸
所在地:〒607-8152 京都府京都市山科区東野八代5-13
電話番号:075-591-7145/FAX:075-591-8528
営業時間:8:00〜18:00
定休日:日曜日
事業内容:種苗店