平井水引工芸|山科区御陵

山科区御陵にある『平井水引工芸』様にお邪魔しました!

平井様は、もともと別業種のお仕事をされていたのですが、家業の伝統工芸を継ぐことになりました。

当時、京都市内では結納・水引を作る職人さんがおらず、先代のお父様が唯一作れたことから、基本的な作業はお父様に教わり、その後は出来上がったサンプルを見ながら独学で勉強されました。

水引は、結ぶというよりは上下で編んでいく作業で、基本的には『淡路結び』という形が土台となり、そこから組合せや応用で形を変えていきます。

立体的に円を作る淡路結びは、どこを引っ張っても絶対に解けず、お祝い又、貴重品等を結ぶ時に使われ、美しく繊細な結び目が特徴的です。

水引の由来は、昔ながらの手こぎ作業からきているそうです。その作業手順は、和紙をこよりにして天日干しする→ その上に水のりを引いて固くする→ 色付けする→ その間にハケを挟んで引いていく。この作業が水を引いて見えることから、その名が付いたといわれています。(諸説あります)

以前は200色ほどの色がありましたが、廃盤などにより少なくなりました。それでも現在も100種類以上の色が残っています。

 

こだわり

平井様は、置物髪飾り・イヤリングなどのアクセサリー、結納品など様々な水引をすべて手作業で作られています。

その中で仕入れ品やメーカー品を使用しないことがこだわりです。

一つ一つの作品の中で色を変えたり、柾判(まさばん)という紙を折り、1から作り上げていくので世界にひとつだけのものが出来上がります。

ご依頼があれば、どこで何に使うのか、どんな色が良いかをお客様に聞き、用途によってイメージしながら制作します。

水引は、色合いや組み合わせ方で印象も変わり、何パターンも出来上がるため難しく、何度も試しながら制作していきます。

同じ色でも濃い薄い・明暗なども違えば、自然光やライト(蛍光灯)の光によって変わってしまうので、編んで形を作る工程よりも色選びに時間がかかり、そこが一番苦労するそうです。

平井様の作品は、京都市勧業館みやこめっせで展示・販売もされています。

また、京都芸術大学とコラボ商品を制作されたり、作品を見た方からご依頼をいただくことも。

便利な機械化の時代ではありますが、不良品の確認や修正が出てくるとそれに手間がかかってしまうので、1から丁寧に手作りしている方が良いそうです。

「出来るだけお客様のご要望にお応えする、どんなに難しいことでも諦めない」とお話しして下さいました。

 

皆様もぜひ水引工芸品に注目してみてください。

 

詳細

店名:平井水引工芸
所在地:〒607-8426 京都府京都市山科区御陵下御廟野町18−5
電話番号:075-581-1630
事業内容:水引工芸

一覧をみる