株式会社 萬屋琳窕|山科区川田
山科区川田にある『萬屋琳窕』様にお邪魔しました!
萬屋琳窕様は、創業45年の和菓子屋で店主のお父様の代から始まりました。
経営面では、店舗展開を考えている時に御縁あってマツヤスーパー山科三条店に出店し、その後もマツヤスーパービア店・アルプラザ宇治東店など1年に1店舗のペースで出店されました。
コロナ禍もあり、現在は新店舗の出店はされず、お店を大きくする方向で今後の展望も積極的に考えておられます。
山科本店は、約5年前に現工場の向かいに店舗を移しそちらを新店舗、旧店舗を工場にして生地や餡子を仕込んでいるそうです。
また、「昔みたいに業界に関心を持った人が少ないので、修行をするという考えを持つ方も減り、技術を教えることが難しい」と、現代ならではの悩みもお話ししてくださいました。
萬屋琳窕さまの屋号の由来
屋号には、「萬屋:多種多様(和菓子全般)」に「琳窕:奥深く1つのことを追求する」という想いが込められています。
和菓子屋さんといえば、大福やお饅頭、どら焼きなど、色々な種類があるイメージですが、創業当時は、京都で和菓子全般(大福餅・どら焼き・赤飯・最中・上用紅白饅頭など)を販売しているお店は珍しかったそうです。
萬屋琳窕様は、シンプルな商品でもいかに手を抜かず、美味しく作れるかを意識されています。
とくに餡子の作り方にこだわりがあり、味のクオリティや接客が強みです。
時代の流れで見栄え重視の商品もありますが、見栄えのいいものは技術があれば作れるので、とにかく技術を高めていきたいとのこと。
また、数ある商品の中でも名物のどら焼きを始めたのは現店主の代からで、小さい頃はあまり和菓子を食べなかったそうですが、大阪で食べたどら焼きが美味しくて衝撃をうけ、万人受けする王道の和菓子を作り、基盤をつくりたいと思ったのがきっかけだそうです。
王道で強くなるために全国のどら焼きを食べ歩き研究を重ねました。
昔はすべて手焼きをしていましたが、他の製造もある中で寝る間もなく体を壊したことから機械を入れるようになりました。
それにより5人でやっていた作業を2人で出来るようになり、効率よくまわせています。
今後お店を大きくしていきたいので、手作りと同等もしくは、それ以上の納得のいくような味であれば機械も増やしていきたい。
「今はSNSでの集客が多く、目には見えないけど続けていたらそれを見て来店してくださるお客様がいる。伝統を守りつつ、流行りも取り入れて新しいことにも挑戦していきたい。」と、仰っていました。
皆様もぜひ、萬屋琳窕様へ行ってみてはいかがでしょうか。
詳細
店名:萬屋琳窕
Instagram:京都の和菓子屋「萬屋琳窕」YorozuyaRincho(@yorozuyarincho_official) • Instagram写真と動画
所在地:〒607-8324 京都府京都市山科区川田百々2-4
電話番号: 075-592-4628
営業時間:9:00~18:00
定休日:水曜日
事業内容:和菓子屋